Summarit 5cm f1.5


絞り開放F1.5 、シャッタースピード1/15秒 手持ち撮影。1956年製のズマリットで開放値撮影を試みました。このレンズほど開放付近の評価が分かれているレンズもないでしょう。もっとも今となっては52年前のレンズを評価する意義は見出せないので写りに不満がある場合は他の現行品を購入するほうが良いでしょう(画像ではゴーストとフレアーが発生しています)。

絞りF5.6 、シャッタースピード1/250 。日陰の駐輪場から晴天の明るい方向に向けて撮影。Googleで「Summarit 5cm 」を検索すると画面表示上では「ウェブ全体から検索 Summarit 5cm の検索結果 約 36,500件」となります。この数はズミクロンなどと比較すると多い件数ではなく、つまりは数十年間の風評により人気が高くないことを示しています。それでも明暗部それぞれがこの程度まで写ってくれるのは秀逸であると思います。


Camera: Leica M3
Lens: Leitz Summarit 5cm f1.5
Film: FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400
Support: Hand-held
Flash: No


52年前のレンズにしては十分なコンディションです。現在より52年後の2060年に「当時の工業製品や精密機器は製造時の精工さもさることながら整備次第で蘇らせることの出来る思想に基づき製造されている」と評価されるものは幾つ残るのでしょう。