ユージン・スミス


W・ユージン・スミスの写真が京都国立近代美術館と彼の妻であったアイリーン・美緒子・スミスさんにより喜多方美術館にて展示されています。入場券は500円ですがその内容は入場料の百倍以上の価値があると思いますのでご覧になれる環境にある方は是非お勧めします。事によれば人生観さえも変えてしまうかもしれません。
「1956年7月25日、北大西洋ナンタケット島沖でイタリア客船アンドレア・ドリア号(2万9千トン)にスウェーデンの客船ストックホルム号(2万5千トン)が衝突し、双方で55名の死者を出す海難事故が発生した。両船ともレーダーを過信し、濃霧の中を20ノットの高速で航行していたのが原因であった。スミスはニューヨーク港の出発桟橋に駆けつけ、数日にわたり家族や友人の消息を気遣う人々や救助された生存者たちを撮影した。中略〜特にスミスが偶然に撮影した美しい尼僧の写真は、この海難事故を象徴する写真としてヨーロッパの人々に強い印象を与えた。〜後略」(「アイリーン・スミス・コレクション  W.ユージン・スミスの写真」より)