ロバート・キャパ

今日はロバート・キャパの命日です(1954年5月25日に亡くなっています)。2013年の今年はロバート・キャパ生誕百年だそうです。
彼が亡くなる直前に使用していたカメラはNikonCONTAXだといわれています。確かに画像のように彼はNikon Sを使用しています。来日の際にカメラメーカーからプレゼントされたものと思われます。


これらは日本滞在中の姿で街中の撮影では50mmレンズを付けていたことがわかります。


では彼が戦場カメラマンになるとき(戻るとき)は50mmの他にどのような焦点距離のレンズを使っていたのでしょう。最後の地であったインドシナ(現ベトナム)にはどのようなレンズを持っていったのでしょう。

キャパが活躍していた1950年発売のNippon Kogaku NIKKOR-Q 13.5cm f3.5をデジカメに付けて撮影してみました(フォーマットがマイクロフォーサーズなので画角は2倍の270mm相当です)。撮影場所は八海山(新潟県)の標高1,147m地点です。街までの距離は3,000メートル以上離れていると思います。

この画像は撮影地から2,000メートル程の距離でしょうか。標高1,000m級の山から街を見下ろす画像はカメラが光学兵器であることを再認識させられます。カメラマンとしてロバート・キャパも長いレンズを使っていたのでしょう。

Camera: OLYMPUS E-PL3
Lens: Nippon Kogaku NIKKOR-Q 13.5cm f3.5
Support: Hand-held