聖徳太子の時代から


皆様、日本一の杉の木をご覧ください。平成13年に環境省が再調査した結果、鹿児島県屋久島の「縄文杉」を抜いて日本一となった新潟県東蒲原郡の「将軍杉」です。

そのためか脇に立つ案内板も書き換えられておりました。幾つかの採寸方法が存在するらしく、この杉を日本一と称するのはいかがなものか、との声もあるようです。

とは言え、対比するものが無いのでその大きさがわかりにくいと思いますが「とにかく大きい」です。仮に他の採寸方法を採用してしまうと日本一になれないとしても、この杉の存在価値はいささかも揺るぐことは無いでしょう。

たて看板のところにセミの脱殻を発見しました。聖徳太子(574年2月7日生れ、飛鳥時代)の時代から1400年間もいきながらえている日本一の巨木と、夏のわずかな期間しか地上で生きられないセミとの対比に思うところがありました。


Camera: Nikon F2&MD-2,MB-1
Lens: NIKKOR-O.C Auto 35mm F2 Ai改
Film: ILFORD XP2 super 400 BLACK&WHITE FILM
Support: Hand-held
Flash: No



ここは杉林で薄暗く、いざ写真に撮ろうと思うと向こう側から太陽光が木々の間を抜けて飛び込んでくるという撮影条件で、現像があがってくるまではどのように写っているかまったくわかりませんでした。露出はF4:1/125(Y48フィルター使用)を多用。