爪切り


愛着のある、あるいは手に馴染んでしまっている「道具」というものが老若男女を問わず一つや二つあるのではないでしょうか。私の場合は「ドイツ製ヘンケルスの携帯爪切り」がそれです。24年間も愛用しているのですが未だサビひとつ見られず現役です(写真右)。週1回の使用として既に1,200回以上お世話になっている計算です。一度もメンテナンスしていないので切れ味は少々衰えてきましたがまだまだ市中の新品の爪切りと比較してもひけを取ることはないでしょう。6回引っ越ししているのによく紛失しなかったものです。さて、いつ頃が買い替え時かなどと考えているそんな私に円高君がささやきました。「今ならあなたの小遣いでも買えますよ。24年前はプラザ合意で円が少々強くなったとは言っても今の3倍でしたからね。もう十分減価償却できたし新しいモノに換えてもバチはあたらないでしょう。」かくして我が家に新しいヘンケルスがやって来ました(写真左)。デザインが不変であるところが凄いですね。折りたたみ式で小型のため使用するには少々コツが要ります。