Nikon F

ニコンFにモータードライブF-36を使う場合は専用の底板に取替えてそれぞれの個体に合わせ、モータードライブF-36の2本のピンを調整する必要がある。画像は裏蓋を外したところ。底板の右側に穴が2ヶ開いており、この穴がないとモータードライブF-36は取り付けられない(この内部も同時に調整する必要有り)。
さてこの固体、ニコンに点検してもらうと、1.マウント曲り、2.シャッタースピード高速側規定外、3.FTn精度不良、の指摘を受ける。購入の際に購入店から「ニコン認定店修理済み保証書」を受け取っているので、当然これらの不具合を解消してもらうべく修理・調整依頼をする。40年以上経過しているカメラであるからこの様な不具合は予想の範囲。それにしてもカメラ店は「点検済み」「調整済み」「修理・OH済み」等の表示をするからには販売品の精度を高めてもらいたいものだ。ちなみにオークションで購入したものをメーカー点検に出しても一度も精度に関して指摘を受けたことがない(もちろん他の方が同様な取引をして同様な結果になるという意味ではない)。カメラ店各店では異口同音に、「オークションと店舗販売は根本的に違う、信用が違う」と言う。そうであるならば「保証付」の品はしっかりとした品質管理を望みたい。「購入後、不具合があれば直しますよ」と店側は言うが、一般人がメーカーに精度確認をしてもらえる環境は極めて限定的であり圧倒的多数の方々はその環境にない。ユーザーは精度の高い商品を購入したいと思ったときに「あなたのお店」を信用して購入する以外無いのだ。


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