電子制御カメラ


1970年代を代表する電子制御カメラのひとつ OLYMPUS OM-2 です。
ミラーアップの症状が出てしまいました。これから電池を換えてB位置にてクリアーさせる予定ですがたぶんダメでしょう。

1980年代を代表する電子制御カメラのひとつ Nikon F4s です。
Nikon F4sが分解、調整、点検から戻ってきました。F4の経年変化の中で一番症状が出るプレビュー鳴きを解消してもらいました。
インターネットオークションやカメラ店ではF4販売の際「プレビュー鳴きの症状はみられますが撮影に影響はありません」等の表示を見かけます。しかしニコンサービスの見解は違いました。「絞りレバーのプレビュー鳴き症状が出ている場合はレンズの絞りが不完全で露出に影響が出ています。」とのことで我がF4もまさにその通りでした。ユニット交換が最善の方法なのですがニコンサービスでは部品払底で修理を受け付けてもらえません。ニコンで交換ができないため日研テクノで分解、調整、点検で問題点を改善してもらいました(今回はお店の厚意で私の持ち出しはありませんでしたが費用は2万円程かかる様です)。
ニコン修理で有名なキィートスに聞くと「レンズをはずしてマウント側から絞りレバーを見ながらBでシャッターボタンを押してみてください。絞りレバーが完全に下りきらず途中で止まってしまうでしょう。この症状が出ているということはボディー側からレンズへの機械的な指令ができなくなっておりレンズの絞りが意図した絞り値にならないということを意味します。このまま撮影すると絞りを開け気味に撮影することになりますから出来上がり写真はすべてオーバーになるということです。」と大変分かりやすい説明をしていただきました。