このレンズは1964年から1974年にかけて製造されたものとのこと。
ポジフィルムを使用してもZeiss ZFレンズのような空の青さにならないところがこの時代の特徴でもあります。逆にZeiss ZFが派手な写りであるとも言えます。
狙った通りの前ボケ・後ボケが得られるのでとてもよいレンズだと思います。誇張のない色で好感が持てます。
F4のファインダーはマニュアルフォーカス使用でたいへん役立ちます。F、F2、F3も所有していますがF4の見易さにはどれもかないません。
どなたかがF4は究極のマニュアルフォーカスカメラだとコメントしていましたがまさにその通りでしょう（このコメントには多少の皮肉も込められていましたが）。加えて静物であればAFも全く問題はありません。
F4が日研テクノから戻ってきたので露出テスト。林の中の少々暗い部分でプログラムオート撮影し適正な露出が得られました。CD作成時にお店には無補正スキャンをお願いしたのでこの露出がボディ側の性能と思われます。
Camera: Nikon F4s
Lens: NIKKOR-H Auto 85mm f1.8
Film: FUJI RDP3
Support: Hand-held
Flash: No
Scanner: at shop
Nikon F4s は1991年にNASAのスペースシャトルに搭載（ニコンの広告より）。湾岸戦争の写真の多くはこのNikon F4で記録されたといわれています。
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