CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 レンズには「58番台」神話があるといわれています。今風に申せば都市伝説でしょうか。
1.ヤシカがコンタックスブランドのカメラを発売(1975年)する際にカール・ツァイスはドイツの技術者を日本のレンズ製作会社に派遣しレンズ精度がツァイスの基準になるよう技術指導を行った。その頃のロットナンバーが58番台。
2.58番台までのレンズには現在では使用することができない鉛・ヒ素等の物質が含まれておりそれらを含んだレンズで撮影すると色合いに違いが出る。
などがその理由だそうです(もちろんこのようなことをヤシカや京セラが公式発表したことはありません)。
それ故か初期ロットである58番台のレンズをつけてファインダーを覗くと「ピントが立つ」様に見え更にそれをプリントすると「色乗りが違う」といった噂がたったのだそうです。ただし58番台の全てが良いわけではなく「アタリ」と「フツー」が混在しているとも言われています。
当方の所有するレンズも実は「58番台」です。
f1.4開放撮影。写真撮影の焦点は一点のみと言われています。この画像サイズでは分かりにくいかもしれませんがドリッパーのフチにフォーカスしています。
f1.4開放撮影。手前の電球にフォーカスしています。
f4に絞って撮影。少し絞ることにより椅子やクッションの素材と質感がよく分かります。
私はマウントアダプターを介して撮影するのでモニターで拡大表示をすればピントが立っていなくとも何の問題もありませんし色乗りも撮像素子や開発者の考え方で決定づけられてしまいます。
でも伝説の逸品と言われると気になります。さて私の58番台は「アタリ」なのでしょうか「フツー」なのでしょうか。
*上記の話は都内のコンタックス専門店にて聞きかじったことを述べたにすぎません。製造会社が公式発表していない以上当方もコンタックス専門店も真相は分かりかねますのであくまで神話・伝説として受け止めてください。
Camera: SONY NEX-5
Lens: CONTAX Carl Zeiss T* Planar 50mm f1.4 AE
Support: Hand-held
Flash: No
Photography place: La Brea Coffee and Stars