白菜


白菜の高さは約19cmです。
「『清 翠玉白菜』の材料は白色と緑色が半分ずつ混じった翠玉(翡翠)で、もし一般の容器や腕輪、帯飾りなどを作ったのでは、亀裂やまだら模様があるため、瑕疵の多い劣材としか見なされなかったでしょう。
しかし、玉匠は白菜という造型を思いついたのです。緑色を葉先、白色を茎とし、亀裂は葉脈の中に隠し、まだら模様は霜にあたってできた跡としました。衆人の目に欠陥と映ったものが、創作者の入念な創意工夫により、真実と美に変化したのです。
この作品はもとは永和宮に陳列されていたことから、白菜は永和宮で暮らしていた光緒帝の后妃、瑾妃が所有していたものと考えられています。
このため、潔白を寓意する白菜は花嫁の純潔を象徴し、多産を寓意する葉先にとまった二匹の虫は皇室に子孫が絶えないことを祈願するものと解釈され、作品に込められた意味は非の打ち所のないものとなりました。」(國立故宮博物院HPよりhttp://www.npm.gov.tw/exh99/jade/2_jp.htm

ここまで書いていながら実は私は見ることが出来ませんでした。
1時間もあれば十分だろうと思って家人と上野へ見に行ったのですが何と3時間待ち!長蛇の列です。
仕事で人と会う約束がありましたので私だけあきらめてチケットの払い戻しをしてもらい上野を後にしました。
さて予定の人と会い商談が済み雑談になりましたので「白菜を見るための長蛇の列」を話しましたところ「それ台湾に行ったときに見てきましたよ」というではありませんか。
結局見ていないのは私だけでした。

画像は家人がおみやげに買ってきてくれたポストカードです。