安全への逃避


「報道写真は見たそのままに全てを撮り込む写真のことで誰が撮ってもだいたい同じ写真になる」という考え方があるのだそうで驚きました。ここに展示されている写真を撮った沢田氏はヴェトナム戦争の最前線を写している訳ですが、見たままをカメラに収めただけで彼がいくつもの賞を取ることが出来たのでしょうか。「だいたい同じ写真になる」としてもその本質は撮り手によってかなり違うと思います。
(写真撮影は美術館の了承を得ています)
沢田 教一(さわだ きょういち 1936年2月22日 - 1970年10月28日)は日本の報道写真家。ベトナム戦争を撮影した『安全への逃避』でハーグ第9回世界報道写真コンテスト大賞、アメリカ海外記者クラブ賞、ピューリッツァー賞を受賞した。(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)

この数年間GR3、GR4、RICOH GRと3代続けて使用してきました。これらは「最良」の部類に入るカメラであることに疑いの余地はありませんが提灯記事や尻馬に乗る連中に担がれて「最高」と祭り上げられた不運のカメラかもしれません。
上の画像はGR3で撮影したものですが美術館で周りに気遣いなく撮影できるカメラとして「最高」だと思います。