Nikon F& F36


Nikon F&F-36をセットで使用する場合にはプロによる調整を必要とします。今では手の平に納まる程のデジタルコンパクトカメラでも連写など当たり前にできるものですが40年以上前は撮影を生業とする一部の人たちがその機能を利用する程度でした。この個体は未調整であったため作動が不安定でしたが、幸いにもプロサービス経験者の方にお会いする機会を得、調整をお願いしたところ快く引き受けてくださいました(ニコンでは既にF及びF-36の調整を終了しています)。

条件が揃うと3コマ/秒の撮影がきるのですが、現在は約2.7コマ/秒です。組み合わせ調整は出来ているものの内部部品払底のためオーバーホールしてもコマ数UPは望み薄でしょう。約半世紀前のカメラでこれだけ機能してくれれば良しとしましょう(後日、先の元プロサービスマンに3コマ/秒についてうかがったところ、実はその数値は理論値であり発売当時でもその数値に達していなかった固体はたくさんあった、とのことでした)。



24mmは初めて使用しましたが良いですね。当時のレンズは白黒フィルムの使用を前提として開発・設計されていたはずですがカラーネガフィルムでも問題なく機能します。


Camera: Nikon F&F-36
Lens: NIKKOR Auto 24mm F2.8 Ai改
Film: FUJIFILM SUPERIA Venus 400
Support: Hand-held
Flash: No