NIKKOR-P.C 10.5cm f2.5 / EPSON R-D1s


Camera: EPSON R-D1s
Lens: Nippon Kogaku NIKKOR-P.C 10.5cm f2.5
Support: Hand-held
Flash: No


新潟県在住のO氏から「以前入手したけれどボディが無いので」とNippon Kogaku NIKKOR-P.C 10.5cm f2.5レンズをいただきました。氏はニコン党なのでてっきりSマウントかと思いましたが日本光學工業株式會社(現在の株式会社ニコン)製のライカLマウントレンズでした(終戦後は各カメラメーカーのマウント規格に適合するレンズを製造していました)。早速ライカMマウントアダプターを付けてEPSON R-D1sに装着し試写しました。f2.5ですから屋内でも十分なシャッタースピードをかせぐ事ができます。一番驚いたのは色の再現性でした。モニターで確認するとそれぞれの被写体と同じ色で描写しています。R-D1sの撮像素子と画像処理は派手な傾向に無いのでこれらの色はレンズの持つ特徴だと思います。
http://www.nikon-image.com/enjoy/interview/historynikkor/2010/1220/ で開発ストーリーを読むことができます)
「満を持して発売されたのは1954年の夏も終わりのころです。当時、100mmクラスの中でもっとも明るいレンズでした。このレンズは、1948年にすでに発売されていた8.5cm F2と人気を二分し、ベストセラーレンズとなっていきます。当時としては沢山売れたレンズのようで、生産量も多く、まさに看板レンズだったのです。愛用者は土門拳をはじめ、多くの巨匠、プロ、そして、多くのアマチュアに愛されました。(ニコンHPより)」