減価償却


私は写真を生業とはしていないので厳密な意味での減価償却を語る事はできません。写真一枚あたりの単価低減とでもしておきましょうか。
デジタルカメラランニングコストがゼロ円です。バッテリーの充電に必要な電気代、撮影記録に必要なSDカード等のメディア代、再生・保存するためのパソコン等々必要な場合もありますがここではそれらを除外して考えます。
とても気に入ったカメラとレンズの価格が計30万円だったとします。これで写真を1枚だけ撮るとその単価は30万円です。一万枚撮ると1ショットあたりの単価は30円です。3万枚だと10円、一般的にオーバーホールが必要といわれる15万枚を撮影すると1ショットあたりの単価は2円です。15万回は極端な例としても5年間で3万枚はとても現実的です。単純に割り算すると1日あたり16枚になります。
昨今はスマホで撮影する事が多くなりましたが感動の風景や大切な家族はできれば高性能なデジタルカメラで記録したいと思うのではないでしょうか。
30万円は絶対金額としては高いと思いますので大切な被写体が見つかったときに購入すべきか熟考しましょう。
私の経験から被写体が特殊なものでない限りレンズ込みで5万円(中古)〜10万円(新品)で十分な満足が得られます。
無駄なショットもブレて失敗した写真も消去せずに保存しておく事をオススメします。後で見返してみるとそのような写真の方がその時の場面を鮮明に蘇らせてくれるから不思議です。

Camera: Leica M-E
Lens: Leica Summicron 50mm f2(Fixed 1966)
Support: Hand-held
Flash: No