文化の日とNikon Sシリーズと

文化の日は、国民の祝日に関する法律祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としている。
11月3日は1946年(昭和21年)日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから「文化の日」と定められた。日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、5月3日も憲法記念日として国民の祝日となっている。
休日としては1947年(昭和22年)までは明治節として、明治天皇の誕生日による休日となっていた。(以上ウィキペディア文化の日」より抜粋)



右はNikon S(1950年)、左はNikon S2(1954年)、中はNikon S3(1958年)です。これらのカメラが活躍したのは朝鮮戦争、「ゴジラ」「七人の侍」上映、当時の皇太子様御成婚(現在の平成天皇)、新安保条約成立等の時代でした。1960年以降は一眼レフカメラの台頭によりこれらレンジファインダーカメラの需要は激減し1969年の東京オリンピックベトナム戦争の報道では一眼レフカメラが主流となっていました。

画像はニコンSシリーズのレンズフードです。すべて同じサイズなのですが年代により刻印に違いがあります。右のレンズフードに刻印されているのは「US.PAT」と「J.PAT.PEND」の文字です。アメリカに輸出するにあたり彼の地では「特許取得済み」ですが日本国内では「特許出願中」との表記になっています。Nikon S の発売が終戦から僅か5年後の1950年ですから様々な事情があったのかあるいは当時の日本光學工業株式會社が戦略的に出願中にする方針であったのかは今となっては不明です。
レンズフードですから他社(者)の特許を侵害しているとも思えませんがもしかするとこれはカメラに対する特許なのでしょうか。