世界報道写真展/東京都写真美術館


過日、東京都写真美術館で開催していた世界報道写真展へ行ってきました。


大賞受賞者はサムエル・アランダ(スペイン)。「イエメンのサヌアの抗議デモで催涙ガスを浴びた息子ザイエド(18)を抱える母」。キリスト教では聖母マリアが十字架にはりつけられ命を絶ったキリストを抱き抱える姿が数多く描かれています。イスラム教であっても母は傷ついた息子を同様に抱き抱えていました。
中段左は「一般ニュース」の部単写真3位、朝日新聞カメラマン恒成利幸「3月13日、宮城県名取市のがれきの中で泣く女性」。
中段中は「現代社会の問題」の部組写真1位、ステファニー・シンクレア「国、地域、社会階級を問わず各地で存続する児童結婚の伝統」。写真左のピンクの服を着た少女はわずか6歳の時に隣の男性と結婚しています。このときの男性の年齢は25歳でした。
中段右は「自然」の部組写真1位、ブレント・スタートン「アジアの新興国で角の需要が高まり、密猟されるサイ」。

Camera: CONTAX T2
Film: Kodak Ektar 100
Support: Hand-held
Flash: No
Scanner: at shop