日本の自画像

新潟県立近代美術館長岡市)にて開催中の展覧会『「日本の自画像」 写真が描く戦後1945-1964』を観る。私はこの展示を知ったとき疑問を持った。日本を代表するあまりにも個性的な11名の写真家を一堂に会すという展示方法の発想を持つ者がどこにいたのか、このような企画がなぜ今になって行われるのか。だがその疑問は解けた。11名の写真家の作品を編纂し、展示会を企画したのは日本人ではなかったのだ。

「日本の自画像」企画者マーク・フューステルは1978年生まれ。彼は欧州パリに在住する日本写真史研究者。2004年からこの企画を進め日本国内の展覧会は2009年から始まっている。

図録とパンフレット。「11名の写真家のほとんどが存命しているうちに展覧会が開催できた意義は大きい」とマーク・フューステルは述べている。可能であるならば足を運び展覧会を見て図録を購入することをお勧めします。


今日5月25日はロバート・キャパの命日でもある。

Camera: Canon S90